サイクリング

ペダル踏み込んで ぶれるハンドルを 放しはしない
もう一度 踏み込んで バランスとれば
前に前に 進んでも ブレーキは握らない
体当たりしてくる 風を 切り裂いて
まだ知らない町へ 走り出すのさ

紫の花が ぼくを 見送ってる
小川のように 流れてゆく 道路を
細いタイヤが 転がり まだ知らない町へ
ぼくは ペダル踏み込んで 行くよ

 
上り坂だって 落ちるスピードも 力いっぱい
ペダルを 踏み込んで 前に進めば  
下へ下へ 押されても 諦めたりはしない    
そり上がってくる 坂を むかえうって
まだ知らない町へ 越えて行くのさ

シロクマの雲が ぼくに 微笑んでる 
戦車のように のぼって行く パワーを
広い空から 吸い込み まだ知らない町へ
ぼくは ペダル踏み込んで 行くよ

 
橋が見えたって 町へ行くまでは 戻りはしない   
来た道 振り返って ぼくんち見れば  
遠く遠く 霞んでも 情熱は変わらない
向こう岸へ架かる 橋を 渡って 
この知らない町へ やって来たのさ

三毛色の猫が ぼくを 手招いてる 
異国のように 見たことない 景色を 
右に左に 探して いま素敵な町へ 
ぼくは ペダル踏み込んで 来たよ

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