紙コップ

丸くて スリムな 足元は
譲れない こだわりさ
たとえ 冷たいものでも
それが 熱いものだって
注ぐもの すべてを
受け止めてやる
適量てものは あるけどね
ゆっくり きみは 口元に
ぼくを 引き寄せるのさ

薄くて ボディーの 丈夫さは
譲れない こだわりさ
たとえ つかみ上げるとき
そして 握りつぶすとき
込められる 力を
受け止めてやる
適度ってものは あるけれどね
ゆっくり きみは ゴミ箱に
ぼくを 置いて行くのさ

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