「雨」タグアーカイブ

雨上がりは 夏の匂い
鳥の歌声 虹をくぐる
うつむいて 青い空
水たまりに 映ってた
白い雲は 眩しくて
目を細めたら 消えてゆく
さようならは さみしくて
君を呼ぶけど もういない
雨が降れば また会える
傘を差した 君がいる

雨降りなら 霧の奥に
傘を咲かせて 色を付ける
振り向いて 赤い花
雨に打たれ 光ってた
雫の音 遠のいて
目を細めたら 君がいる
濡れた靴は 重たくて
走り出すけど 動けない
雨が降れば 君がいる
傘を差した 君がいる

雨雫

激しく ぶつかる
ピタリと 吸い付く
それぞれの 場所に
窓ガラスを つたう
透き通った 一筋の雫
このレースの 勝者はいない
なのに 何度も 何度も
走り出すのさ やむまで
キミの頬つたう 涙じゃないけれど
透き通った 一筋の雫

切なく 悲しく
滑り 落ちてく
それぞれの ゴールに
窓ガラスを 叩く
荒れ狂って 弾け飛ぶ雫
このドラムは 容赦をしない
なのに 何度も 何度も
当たり行くのさ やむまで
ぼくに駆け巡る 怒りじゃないけれど
荒れ狂って 弾け飛ぶ雫

時の雨

一人 一人に
降り注ぐ 時の雨
精一杯 伸ばす 指先から
希望を 吸い上げて
夢の つぼみは
今日も どこかで 花を広げてる
見たことのない 美しい花を

ひらり ひらりと
抜けていく 時の羽
精一杯 羽ばたく 翼には
苦悩を 色にして
刻む 小鳥が
今日も どこかで 羽を広げてる
見たことのない 美しい羽を

雨傘

降り出す雨を 待ってたわ
広がる私は 雨降る日
お天気しだいの ヒロインです
濡れるわよって そうなのよ
そのとき 私が 広がるの
だって 雨よ 雨だもの
傘の出番は 雨の日よ
雨雨 ラララ 雨 ラララ…

見上げた空に 虹がでた
閉じちゃう私は 杖みたい
お天気しだいの ピエロです
たたむわよって そうなのね
それでも 気持ちは 晴れてるの
だって 虹よ 虹だもの
傘の出番は 雨なのよ
雨雨 ラララ 雨 ラララ…

雨降り小僧

日照り続きの 暑い日に
頭のお皿が 乾いた カッパたち
お水が欲しいと 
お空に向かって 祈るとき

雨降り小僧が やって来る
傘をさして やって来る
雨降り小僧が 傘させば
恵みの雨が 降ってくる
雨降り小僧が 雨を呼ぶ

 
大地に水が 行き渡り
稲穂も野菜も かわいく色づいた
カッパが喜び
ウサギやタヌキと 踊るとき

雨降り小僧が 傘閉じる
傘をたたむと 雨が止む
雨降り小僧が 虹かけて
虹の橋を 渡ってく
雨降り小僧が 帰ってく

あまやどり

雨は降り出す 傘は無し
ちょいと拝借 軒の下
ぼくは一羽の あまやどり
あいちゃん二羽目の あまやどり

空を見上げて 待ちぼうけ
ちょいと微笑む あいちゃんは
おめ目くりくり あまやどり
雨がうれしい あまやどり

雨は上がった にわか雨
ちょいと紫陽花 色づいて
瞳に咲いてる あまやどり
雨が止んでも あまやどり

あおい ながぐつ あかい ながぐつ

あおい ながぐつはいた きみ
あめのふるひが だいすきで
かさをさすのが だいきらい
はしりまわって どこいくの
えがお たっぷり みずたまり
ながぐつたちは おおさわぎ
まるで さばくの オアシスだ

あかい ながぐつはいた きみ
あめのふるひが まちどおしい
レインコートが きたくなる
スキップふんで どこいくの
えがお たっぷり ふりかえり
ながぐつたちは おどりだす
まるで ぶたいの ヒロインだ