すなかぜ はじめ のすべての投稿

螺旋の季節

螺旋階段 駆け上がるように
重ね合わさる 季節を廻れば 
見下ろす景色 虹と霧の中
誰かがいる わけでもなく
影が動く わけでもない
昇れば昇ほど 消えゆく蜃気楼
最後の一段 足を掛ける その日は
静かに振り向き 涙も乾くだろう

砂の段差を 踏みしめるように
もつれる足で 見上げる季節は
花と星空 月と雪景色
誰かがいる わけでもなく
波が騒ぐ わけでもない
昇れば昇ほど 消えゆく蜃気楼
最後の一段 足を掛ける その日は
静かに微笑み 望んで進むだろう

どっち

目を閉じてみて 空と海
透き通った青は どっち
どっちだっていい そんなこと
雲も砂も 白いから
君が 眩しくて 眩しくて
uhh… 眩しくて それだけさ

耳を澄まして 風と波
透き通った声は どっち
どっちだっていい そんなこと 
鳥も人も 歌うから
僕ら 駆けてゆく  駆けてゆく
uhh… 駆けてゆく それだけさ

奇跡 (I do it for you)

心の中で縛るものを 解き放ち
全てをかけて 行動を起こした時
たとえ 思い通りの形でなくても
幸せの温もりに 抱きしめられたなら
これが奇跡だと 君は涙を流す
誰かに 運ばれてきた 幸運など
きっと奇跡と 受け入れたりしないはず
You have a dream
I do it for you
I’m under your spell
Everything for you


冷たい雨に打ち付けられ 立ち向かい
すべてを捨てて 戻らないと決めたとき
たとえ 悪夢の中の狂気の沙汰でも
白い雪の天使に 口づけされたなら
これが 奇跡だと 君は純愛を知る
リスクを 負わないままの 幸運など
きっと奇跡と 受け入れたりしないはず
You have a dream
I do it for you
I’m under your spell
Everything for you

案山子のように 影を見て
怯える日々に 立ちすくむ
花のつぼみが 開く日は
風に 吹き飛ばされたって
心静かで ありたいの
シリアスな 春だから
uh… 月夜は 好きよ
温もりのある 眼差しが
全てを 包んでくれるなら
惑うことなく 委ねるわ


燕のように 空を見て
疑う日々に うなだれる
薄紅色に 染まる日は
雨に 打ち付けられたって
心豊かで ありたいの
シリアスな 春だから
uh… 繋いで トゥナイト
偽りのない 言霊が 
全てを 流してくれるなら
足掻くことなく 委ねるわ

薄紅色の 足跡が
螺旋を描く くるくると
青い空に 舞い上がる
妖精たちの 旅立ちさ
時は季節の 案内人
木陰の中に 陽が差して
君が手を振り 微笑んだ
眩しい瞳 春うらら

そよ風香る 春だった
並木通りは ちらちらと
薄紅色の 雨が降る
妖精たちの いたずらさ
時は季節の 演奏者 
川のせせらぎ 鳥の声
二人肩寄せ 腕を組み
ゆっくり歩く 夢うつつ

涙のアンダーライン

一滴の雫が 落ちて
アンダーライン引く 場所は
想い出をつづった ページ
喜び 悲しみも そこに
めくり返せば また 雫
何度もつたうから 滲む
上書きのできない 文字を
涙は覚えてる 今も

一筋の涙が 渇き
スマイルを見せてる 君の
想い出をつづった ページ
つまづき 転んでも 平気
走り回って また 転ぶ
何度も立ち上がり 叫ぶ
上書きのできない 言葉
涙は覚えてる 今も

イチゴだいふくのうた

まっかなほっぺ かくすのに
しろいうわぎを はおってる
きみはとっても てれやさん
イチゴみつけた かくれんぼ
いちごいちえの であいから
ひとくちかじって あまいこい
イチゴだいふく だいすきさ

すっぱいことも あるけれど
あまいあんこが いかしてる
ぼくのほっぺは おっこちる
イチゴいっつも かくれんぼ
いちごいちえの であいでも
ふたくちかじって きえたって
イチゴだいふく だいすきさ

ガラス窓

ガラスに息を 吹きかけて
人差し指が 描くのは
心の中を 映し出す
君から僕へ メッセージ
通り抜ける ことのできない
透き通った 壁の向こうで
君はそっと 笑顔を浮かべ
何か口を 動かしていた

ガラスの雫 追いかけて
流れる時間(とき)が 霞んでは
いつものように 寂しがり
夢から覚める ニヒリズム
通り過ぎる ことのできない
透き通った 壁の向こうで
君は少し 涙を浮かべ
人差し指 動かしていた

意地っ張り

冷たい風が ささやくたびに
赤くなる耳 照れてやないよ
うつむく僕は ただの寒がり
涙も凍る 季節のせいさ
何も語ってない 僕に
白い景色が 責め立てる
厳しいことも あるけれど
どこか温もり 探してる

欠けてる月が 振り向くたびに
微笑んでくる 照れてやないよ
うつむく僕は ただの強がり
涙をこぼす 気弱な奴さ
何もわかってない 僕に
冷たい風が 責め立てる
寂しいことも あるけれど
どこか孤独を 求めてる

パソコンのキーボード

きみの 指先が
ぼくを つついたら
文字が 画面に並んでく
きみは 自由につつくけど
たまに 間違うこともある
今日も ぼくは つつかれて
言葉に 変換してるのさ
カチャカチャ パチパチチ カチャパチチ

ぼくの 感触が
きみに 伝われば
文字が 次々並んでく
ぼくに 視線が来ないまま
きみは 感触探ってる
今日も ぼくは 跳ね返し
言葉を 並べてみせるのさ
カチャカチャ パチパチチ カチャパチチ

マウスの歌

やわらかい 君の手の
温もりに 包まれて
動き回る 僕は
君の 思うがまま
僕のことを 見ずに
いつだって 君の
視線の先は 矢印の先
ただ それは あたたかい

迷わない 指先の
圧力に 身を任せ
押し込まれる 僕は
君の 思うがまま
回転する ホイル
いつだって 君の
視線の先は 画面の上下
ただ それは しなやかに

せんタヌキーと あわウサギ

がぶがぶ お水を 飲んでから
くるくる 回る 右左
シャツも パンツも 靴下も
すっきり きれいに 洗ったら
汚れた お水を 吐き出して
ぶるぶる 震えて 絞るのさ
せんタヌキ~ せんタヌキ~
きみは マッチョな せんタヌキ

もこもこ せっけん 泡立てて
すべすべ 洗う 前後ろ
頭も 体も 指先も
すっかり まっしろ 泡まみれ
降り出す スコール 大あわて
つるつる すべって 逃げるのさ
あわウサギ~ あわウサギ~
きみは ラブリー あわウサギ

シャボン玉

そうっと 息を吹きかけて
君が夢を 包み込む
風に 追いかけられて
逃げまわる シャボン玉
きらきら きらめく 希望は
一滴の雫も 残さずに
パッと はじけて 消える
シャラララン シャラララン シャボン玉
シャラララン シャラララン 逃げまわる シャボン玉

ちょっと 人差し指立てて
ぼくが軽く 触れに行く
少し 意地悪されて
逃げまわる シャボン玉
ゆらゆら ゆれてる 夕日に
ひとすじの涙も 流さずに
パッと はじけて 消える
シャラララン シャラララン シャボン玉
シャラララン シャラララン 逃げまわる シャボン玉

自由

木々の間を 潜り抜け
羽ばたけ自由 向かい風
絡まぬように 引く風を
突き抜けたなら 縫って行く
そうさ 自由は 夢じゃない
森に新芽が 芽吹き出し
君は 自由を 手に入れる

虹のアーチを 潜り抜け
上昇気流 青い風
濁さぬように その羽を
陽射し浴びれば 色が付く
そうさ 自由は 夢じゃない
空に果実が 実るとき
君は 自由を 手に入れる

ナイトパーク

それは 白馬に乗った 王子様
満月 向かって 放つ矢が
夜空のガラスフィルム 粉々に
まるで ダイヤモンドダストが
降り注ぐ メリーゴーランド
ナイトパークは ファンタジー
これは夢だと 言っても 信じない

そこに 悲鳴を上げた プリンセス
星空 向かって かざす剣
吠える狼男に 突き刺した
まるで 映画のアドベンチャー
走り出す ジェットコースター
ナイトパークは スペクタル
これは夢だと 言ってよ 信じない

魔風

真夜中の 三日月に
苦しさを 打ち明けて
星が降る 草原を
全力で 駆けだした
頬を撫でる 優しい風は
こぼれる涙を さらっていく
口を覆う 涼しい風は
吐き出す弱音を 散らかしてく

稲妻の 轟音に
自惚れを 砕かれて
雨が降る 海原に
投げ出され 浮かんでた
頬を撫でる 冷たい風は
溢れる涙を さらっていく
口に刺さる 激しい風は
吐き出す叫びを 切り裂いてく

草原の微風

草原の 風は
幻想の 中へ
耳を 澄まして 聞こう
君の 歌う声を
息を 止めて 黙ると
確かに 声がした
探すのは もう やめよう
君は 足音を
残して 行くのだから

大空の 雲は
幻想の 枕
まぶた 閉じた 時だけ
君を 見つけられる
手を 伸ばして 触れると
確かに そこにいた
探すのは もう やめよう
君は 温もりを
残して 行くのだから

君は自由

真正面から 風を受けたら
ゆっくり腕を 横に広げて
目を閉じながら 腕は翼に
乾いた風が 君を浮かせる
カモメはいつも 天使と出会い
雲はやさしく 君を迎える
虹は導き 君は輝く
空は自由を 君に与えた

つま先歩き 砂に埋まれば
波打ち際へ 素早く駆けて 
しぶきを頬に 受け止めてみて
乾いた風が 君を連れてく
イルカはいつも 人魚と出会い
月はやさしく 君を見つめる
星は瞬き 君は輝く
宇宙は自由を 君に教えた
(ソラ)

砂まみれのエンジェル

ビーチを駆けて 転ぶ
真夏の エンジェルが
砂まみれの 笑顔を
振りまき やって来た
波打ち際で すくう
光放つ 希望
澄み切った 大空に
舞い上げて 祈る
誰もが 幸せに
誰もが いい日々を

波に追われて 逃げる
真夏の エンジェルが
透き通った 翼を
羽ばたき 転んでた
白い貝殻 拾う
その見つめる 未来
ゆっくりと 手の中に
包み込み 祈る
誰もが 夢を見て
誰もが いい日々を

風が 吹かないから
そんな 言い訳して
掲げた 旗を
降ろして ないか
顔上げて みろよ
ボロボロで いいさ
幻想は 力だ
掴むのは 自由だ
掲げた旗を 降ろすな
夢を醒まさない ために


色が 褪せてるから
そんな 大事にして
降ろした 旗を
畳んで ないか
引き裂いて みろよ
ボロボロで いいさ
戦いは 終わった
残るのは 涙だ
掲げた旗を 引き裂け
希望を掲げる ために

スマートフォン

言いたいことは 指先が
ステップ踏んで 語りだす
そばにいなけりゃ 大騒ぎ
行先 決めるときなんか
ガラスの中を 覗いたら
迷いは消えた スマートに
寂しさ ガラスの奥の奥
閉じ込め 指で撫でても
割れたら リアルに目が覚める
夢さえ見れない スマートか?
やる気は電気 スマートフォン

言われることは 画面越し
チャイムが鳴って 映す文字
シカトしたなら 大喧嘩
買う物 探すときなんか
ガラスの中を 覗いたら
何でもあるさ スマートに
切なさ ガラスの奥の奥
閉じ込め 指で撫でても
割れたら ハートも粉々に
愛さえ冷めちゃう スマートか?
やる気は電気 スマートフォン

記憶の声

あの声 かすれてる
遠い遠い 記憶に聞こえる
まるで 紙に書いた文字が
川底に沈んで 滲む
あの声 かすれて
言葉が 消えていく
あの声 忘れない
ずーっと 聞こえる
あの時 言ってた
君の君の 君の声を

あの声 覚えてる
遠い遠い 記憶に聞こえる
まるで 山が返す こだま
谷底に向かって 落ちる
あの声 響いて
言葉を 叫んでる
あの声 変わらない
ずーっと 聞こえる
あの時 言ってた
僕が僕が 僕の声で

雨上がりは 夏の匂い
鳥の歌声 虹をくぐる
うつむいて 青い空
水たまりに 映ってた
白い雲は 眩しくて
目を細めたら 消えてゆく
さようならは さみしくて
君を呼ぶけど もういない
雨が降れば また会える
傘を差した 君がいる

雨降りなら 霧の奥に
傘を咲かせて 色を付ける
振り向いて 赤い花
雨に打たれ 光ってた
雫の音 遠のいて
目を細めたら 君がいる
濡れた靴は 重たくて
走り出すけど 動けない
雨が降れば 君がいる
傘を差した 君がいる

夏のおとぎ話

目の前の 視界を
遮ったのは
急に駆けだす 君が
巻き上げた 砂のせいさ
青い世界に 開く
扉の 向こうへ
君は この夏
夢見る マーメイド
まとわりつく 波しぶきの中で
はしゃいでる

振り向いた 視界に
現れる影
波に向かってく 君は
あの時の ウミガメさん
白いビーチを 照らす
真珠の 太陽
みんな ウラシマ
真夏の 竜宮城
玉手箱を 放り出したままで
はしゃいでる

紙コップ

丸くて スリムな 足元は
譲れない こだわりさ
たとえ 冷たいものでも
それが 熱いものだって
注ぐもの すべてを
受け止めてやる
適量てものは あるけどね
ゆっくり きみは 口元に
ぼくを 引き寄せるのさ

薄くて ボディーの 丈夫さは
譲れない こだわりさ
たとえ つかみ上げるとき
そして 握りつぶすとき
込められる 力を
受け止めてやる
適度ってものは あるけれどね
ゆっくり きみは ゴミ箱に
ぼくを 置いて行くのさ

カーリング

私は お家に 帰りたいだけ
凍り付いた 道だけど
時々邪魔する 赤い石
回り道も いいけれど
弾き飛ばして やりたいときもある
いっつも 皆さん
真心スイープ ありがとう
もぐもぐしたら 私を
お家に 帰してください

私は お家に 帰りたいだけ
凍り付いた 道だから
時々滑って 行き過ぎる
まとわりつく 黄色石
弾き飛ばして やるのよストーカー
いっつも 皆さん
情熱スイープ ありがとう
もぐもぐしたら 私を
お家に 帰してください

最適か

最適化してみて どう 最適か?
区切られた 迷路の部屋に 一人きり
地図を持たされ 掘り込まれる様なもの
一体 誰が描いた 地図なんだい
それって 誰のための システムだい
モンスター 探してる わけじゃない
迷っても ポケットに 何もない
それで 俺の孤独は 最適か…

最適化してみろ もう 最適さ!
散らばった パズルのピース 探し当て
空いたスペース はめ込まれる様なもの
一体 誰が組んだ プログラムだい
それって 誰のための システムだい
背表紙 探してる だけじゃない
見つければ ファイルに 夢がある
そして 俺の想いは 最適化…

クレープ

薄くて やらかい マントが
包み込むのは ボクのハートを
打ち抜く あ~まい 生クリームと
輝く ルビーのような イチゴ
少しの チョコが かかったら
もう何も いうことは ないのさ
クレープを 一口 かじる時
まるで 気分は 王子様

薄くて やらかい マントに
ひるがえしては キミの思いを
のせてく ランチの トッピングは
シャキシャキ まさかの野菜 レタス
ガッツリ おなか 膨れたら
もう何も いうことは ないのさ
クレープを 一口 かじる時
まるで 気分は ピクニック

パンケーキ

パンなの ケーキなの う~ん
そんなの どうでも いいんだよ
ま~るい たいらな しまのうえ
バターの おしろが ありました
し~ろい クリーム そらのくも
あ~かい イチゴの たいようが
まぶしい まなつの むじんとう

パンでも ケーキでも う~ん
そんなの どうでも いいんだよ
おうごん シロップ あめがふる
ゆうしゃが ナイフを ぬいたなら
ひ~ろい だいちが われていく
おおきい どうくつ ぼくのくち
おいしい ひみつの かくしばしょ

環境時代

汚した 地球を
森や 大地の布で
綺麗に 拭き取ろうと
思っているのかい
汚れた 布を
どこで 洗いますか
川ですか 海ですか
働く人の せいじゃない
時間(ま)を 作って欲しい
速すぎるんだよ 少し…

壊した 形を
森や 大地の治癒で
勝手に 戻ってくと
思っているのかい
壊れた 物を
誰が 治しますか
僕ですか 君ですか
やる気はいいさ そうじゃない
時間(ま)を 作ってほしい
速すぎるんだよ 少し…

ガラスの世界

君が そこにいるのに
薄く 遮っただけの
大きすぎる ガラスは
透き通って 遠ざける
何度も 動く唇
届かない 声
そこにいる 君は
色のついた 影なの
時空のズレを 見つけたら
ぼくは迷いの 世界に落ちる

息が 曇らせるのに
薄く 遮っただけの
大きすぎる ガラスは
嘲笑って 遠ざける
何度も 動く手の平
触れない 頬
そこにいる 君は
姿だけの 影なの
会話(はなし)にズレを 見つけたら
ぼくは迷いの 世界に落ちる

雨雫

激しく ぶつかる
ピタリと 吸い付く
それぞれの 場所に
窓ガラスを つたう
透き通った 一筋の雫
このレースの 勝者はいない
なのに 何度も 何度も
走り出すのさ やむまで
キミの頬つたう 涙じゃないけれど
透き通った 一筋の雫

切なく 悲しく
滑り 落ちてく
それぞれの ゴールに
窓ガラスを 叩く
荒れ狂って 弾け飛ぶ雫
このドラムは 容赦をしない
なのに 何度も 何度も
当たり行くのさ やむまで
ぼくに駆け巡る 怒りじゃないけれど
荒れ狂って 弾け飛ぶ雫

道を駆けてく 枯葉
追いかけていく キミは
秋を探してるのさ
少し冷たい風が
手の甲に 触れたなら
顔を上げてごらん
並木通りは 秋のトンネル

道でダンスの 枯葉
ステップ刻む キミを
秋が招いてるのさ
少し吐き出す息が
手のひらに 触れたなら
振り返ってごらん
並木通りは 秋のステージ

兵 (つわもの)

誰かの怒りと 誰かのプライド
一体 そいつは 誰なんだ なぁ
俺に その怒りは ないんだけど
だから そのプライド 知ったことか
炎を 煽るために 飛び込んでく
焚火に 投げ込まれる 薪のようさ
燃え尽きて
「夏草や 兵どもが 夢の跡」 


誰かの欲望 誰かのファンタジー
一体 そいつは なんなんだ なぁ
俺に その欲望 ないんだけど
だから そのファンタジー 知ったことか
足場を 造るために 飛び込んでく
泉に 投げ込まれる 石のようさ
目を閉じて
「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」

         (俳句 松尾芭蕉)

しんごうきは なにいろ?

あかい あかい あかいひと
じ~っと とまって たっている
すすまないで わたらないで
きみは わかってくれるよね
しんごうきは あかいろ で・す・よ

あおい あおい あおいひと
しっかり まえみて あるいてる
すすんでゆく わたってゆく
きみも まもってくれるよね
しんごうきは あおいろ で・す・よ

文明の足跡

砕いた岩を 固めて
積み重ねる がれきの山
理想の為に
やって来た 者たちの
夢の国か 楽園か
人の流れが 激しい昼間
狂おしい 桜吹雪の 散歩道
時代を 咲かせた大地は
歴史となって 残る

迷路の中で 追われて
出口のない カオスの森
餌食を求め
やって来た 猛獣の
闘技場か 戦場か
光輝く 眩しい夜は
騒がしい 宝石たちの 舞踏会
時代を 照らした光は.
歴史となって 消える

ソーダ! サイダーだ!

透き通った グラスの 向こう側は
浮き上がって 弾ける 霧の草原
そよ風さえ ないのに 揺れる大地
きっと 時のいたずら キミの幻想
ボクののどを 潤す 甘い刺激
耳に届く 傾く 氷の音
ソーダ ソーダ それって サイダーダダダ!

突き刺さった ポールの 傾きには
意味があって くわえる 唇の位置
指で押さえ ないのに ずれない位置
きっと キミの優しさ ただの偶然
口を尖らし 吸い込む 甘い刺激
耳に届く 最後の 風切り音
ソーダ ソーダ それって サイダーダダダ!

目薬ラララ・・・

さあ 見上げてごらん
精一杯 見開いた目は
少しの間 閉じちゃいけないよ
たった 一滴のしずくが
キミの瞳を 潤したなら
青くて澄み切った 世界が
目の前に 広がっているから
目薬ラララ… ラララララ…

もう 涙じゃないよ
精一杯 我慢した目は
少し沁みても スッキリするのさ
たった 一滴のしずくが
キミの瞳を 輝かせたら
夢見て描いてる 未来が
目の前に 広がっていくから
目薬ラララ… ラララララ…

ハンドソープ泡ボトルのうた

頭を押さえつける あなたのせいで
私の口から 吐き出す言葉は
全部 泡になるわ
汚れた手で 受け止める あなた
両手の指や 指の間
手の平や 手の甲 手首まで
しっかり こすった後
水で流して きれいにするの
ほんと あなたの手 きれいよ

頭を押さえつける あなた勝手よ
私の口から 吐き出す言葉も
何も 出てこないわ
かすれた声 わかるでしょ あなた
カラッポなのよ 限界だわ
詰め替えを 注いで エコロジー
すっかり 満タンなら
気分爽快 とび出したいの
ほんと あなたって 素敵よ

夢時計

夢の世界にいられる 時間は
砂の落ちる量では 計れない
昨日 咲いた花が
今日 散っていても
花びらは 砂の上に…
埋もれたなら 明日
また 咲くだろう

花の香りに浮かれる 蝶は
蜜の甘い味には 気づかない
今日 吹いた風が
明日 止んでいても
花びらは 波の上に…
沈んだなら それは
そんな もんだろう

星形の星

星形の 星は どの星か
夜空に そんな 星はない
星形の 星を 探しても
ちっちゃな イチゴの 粒のよう
星形は なんで 星なのか
ぼくには さっぱり わからない
星形 なんて 星じゃない
そんな 形も いい形

真ん丸の 今夜 どんな月
夜空に まるい 月がある
真ん丸の 月を 見ていると
でっかい スイカが 浮かぶよう
三日月は なんで 欠けたのか
ぼくには さっぱり わからない
満月 三日月 半月と
どんな 月も いい月さ

ページをめくる妖精

机の上に 開いた本
あいた窓の 外から
風の 妖精たちが
ページをめくりに やってくる
文字の上の 舞台で
妖精たちが 演じる
ヒーロー ヒロインは
愛と勇気の ロマンあふれる
真昼の 冒険物語

インクの匂い ノスタルジー
あいた窓の 部屋から
風の 妖精たちが
ページを戻して 帰ってく
文字の横に 足跡
妖精たちが 演じた
ヒーロー ヒロインは
夢と希望の ファンタジックな
真昼の 冒険物語

夢の種

乾いた コンクリートの 大地に
夢の種が 風に乗って
ここに 集まってくる
水なんか 要らない
光さえ あれば
芽が出る 花が咲く
色とりどり どんな 花が咲く?
それは 君だけが 知っている
目を つむってみな ほら… ね

広がる コンクリートの 草原
夢の花が 星になって
空に 瞬いている
噓なんか 要らない
真実を 追えば
雨やむ 霧晴れる
色とりどり どんな 星になる?
それは 君だけが 知っている
目を つむってみな ほら… ね

見て!マンホールのふた


蹴られて 踏まれて 知らんぷり
足下気にしてますか あなた
見えてる はずでも 見ていない
それでも 私
まーるい 気持ちで 見送るわ
そうよ 私
マンホールの ふたやもん

刻まれ 描かれ 滑らない
足下気にしてますか あなた
雨降り 踏んでも 転ばない
そうなの 私
まーるい 心で 世話焼くわ
見てよ 私
マンホールの ふたやもん

夏の跡

渚に 突き刺さる
季節の矢を 引き抜けば
水平線から 秋の空
少し冷たい 空気が
浜辺に やって来る
人の足跡 波の音 風の音
夏は今 夢の跡

カモメが 唱えてる
季節の詩に 慕ったら
高い天井 秋の空
少し冷たい 涙が
ほっぺを つたってる
砂の模様と 波の音 風の音
夏は今 夢の跡

スノードーム

夢の中に 生きる人たちの
時間の進み方は
スノードームの中の 白い雪
ゆっくり ゆっくり 舞って降りてくる
(さわれるかい)
どれだけ 手を伸ばしても さわれない
(聞こえるかい)
どれだけ 声を出しても 届かない
雨の降らない 虹が見える世界

 

夢の中に 探す人たちの
道の選び方は
スノードームの中の 積もる雪
薄っすら 薄っすら 消えて現れる
(見えてるかい)
どれだけ 目を凝らしても 見えてない
(走れるかい)
どれだけ 足を上げても 進まない
嵐の来ない 虹がかかる世界

夏の夜のシンデレラ


月が真ん丸 真夏の夜に
ガラスの靴を 履いたキミ
潮風の歌で
ダンスしてる シンデレラ
舞い上げる 波しぶき
長い髪を 揺らしてる
脱ぎ捨てられた 靴は
ステップに 舞う砂が
隠してしまう
もう 誰も見つけることは できない

星が瞬く 真夏の夜に
ガラスの靴を 履いたまま
砂浜の上を
駆け抜けてく シンデレラ
追いかける 足跡を
寄せる波が 消していく
脱ぎ捨てられた 靴は
透き通る 引き波が
持ち去っていく
もう キミを見つけることは できない

海から空に森に

広い知識(うみ) の中を
どれだけ 泳ぎ回ったって
過去しか 見つからない
未来(そら)に 飛び出すには
知恵を絞って 何度も
挑戦することさ
きっと いつか
鳥のように 羽ばたける

広い知識(うみ) のそばを
どれだけ 走り回ったって
果実に ありつけない
未来(もり)へ 駆けだしたら
花香(かこう)求めて 果てなく
進んで行くことさ
きっと そこは
開拓者の 夢の場所

地球の生き物

どんな 生き物も
苦しめないで 欲しい
育ててくれた みんなの地球
苦しみは 苦しみで
返ってくるもの
やさしく 見つめてほしい
生き物が いつか
地球と 一体に
なる時が やってきても
悲しく ならないように

どんな 生き物も
諦めないで 欲しい
育ててくれた 大事な地球
行動は 行動で
返ってくるもの
しっかり 守ってほしい
我々が いつか
地球と 一体に
なる時が やってきても
さみしく ならないように

紙一重

カラフルな 未来を
はみ出すように 描く
真っ白な 世界
ナイフが 簡単に 突き刺さる
紙一枚と この俺に
何の違いが あるんだろう
薄っぺらくて ぺらっぺら
裏返しても 真っ白け

モノクロの ヒストリー
ノンフィクションの ごとく 
真っ白な シーン
炎に 燃え上がり 灰になる
紙一枚と この俺に
何の違いが あるんだろう
煙の中に 夢の痕
振り返っても 真っ白け